モンスターハンター

自作短編小説 モンスタハンターver パートⅣ

僕が目を覚ましたとき、彼はそこにいなかった。周りを見渡すと、みんないなくなっていた。 不思議に思って窓から外を見ると、駅にとまっていた。 「カカール駅」 列車に乗ってから何時間が過ぎたのだろう。 空は晴天だ。 もしかしたら昨日からずっと寝ていた…

自作短編小説モンスターハンターver パートⅢ

僕と彼はこうして行動を共にすることになった。 僕らはドンドルマから、彼の配属先である雪山地方へ汽車で旅立つ。 かなりの長旅になるため、それなりの準備が必要だった。 僕は彼に渡したピアスを彼が耳につけているのをみて、少し安心した。 僕はバッグの…

自作短編小説 モンスターハンターver パートⅡ

青白く輝いた炎は、僕らを魅了した。 周りにいた街の人々も集まってきた。 不思議なことに全然熱くない。 ただ、青白い炎が不気味なほどに輝いているだけだった。 しばらくみていると、青白い炎は消えた。 どうやらマッチの火薬が尽きたようだ。 彼は言った…

自作短編小説 モンスターハンターver パートⅠ 

雪がしんしんと大地に降り積もっていた。 足跡をつけるのが悪く思えるほど、綺麗で真っ白な雪だった。 見上げると満天の星空が輝いている。 どこをみても人影さえ見えないような大地を、僕は踏みしめていた。 何かが足にさわった。 僕は地面を見た。 そこに…